設計事務所 of ココロハス

ココロハスロゴ愛媛県四国中央・新居浜・西条を中心に、無垢材・自然素材をつかった「住む人に優しい家づくり」にこだわる、注文住宅・店舗リフォーム・住宅リフォーム専門のココロハス一級建築設計事務所/大和ホームです。

ココロハス一級建築設計事務所・㈱大和ホーム

設計事務所・建築家の仕事とは?

住宅に限って言えば皆さんに判り易いイメージで簡単に表現するとTV番組の「建物探訪」に出てくるようなスタイルの家を設計するという感じでしょうか。基本的には業務としては2本立てになります。

1.設計業務

施主と白紙の状態から打ち合わせて家を建てるために必要な図面を作成し、施主代理として施工業者数社に見積もりを出させて内容をチェックして適切な業者を施主が選定する手助けをする。

2.設計管理

現場が始まると施工業者が手抜き工事をしていないか、図面どおりの仕様を使っているか、施工をしているか週1回程現場へ行きチェックする業務。
この2つの業務はセットで行うことが通例ですし有効です。報酬としては工事金額の10~15%が目安です。 まだ日本ではこの報酬が高い、余計物と考える人が多いのが事実です。良い設計士に恵まれれば決して高くは無く、メリットも多いと思いますよ。

設計事務所・建築家を選ぶには

皆さんの建築家のイメージは周りから「先生」と呼ばれ、外見はセンスが溢れた身なりの人という感じでしょうか?実際は服装も飾らず気さくな人が多いんですけどね。ただ質の差があまり無いのではと思っている人が多いと思いますがそれは間違いです。むしろ住宅ーメーカーや工務店等の選択以上に難しいものかもしれません。
知り合いに建築家がいなければ住宅雑誌やHPなどから探すことになりますがここで注意しておきたいことはそれらが必ずしも良い家や優れた住宅・優秀な建築家というわけではないということです。選ぶポイントや注意点を身内の立場から書き並べてみました。

1.設計能力はどうか
空間構成や導線計画等は優れていても住宅設計経験が乏しい設計者かどうかは私達が見れば図面を見てすぐ分かります。一番問題なのはハード面である木造の基本や構造・仕様など知識不足のまま実施図面を書いてることです。
施主の家族の命を預かるものですので業者の手抜き工事などという以前に熟慮した安全な設計・計算は不可欠です。どの位住宅(とくに木造軸組)の経験があるか聞いておいてください。

2.コスト感覚は優れているか
建材や什器・設備等の幅広い知識と経験をいかして、仕様をこの位にすると予算に収まるというようなコスト感覚に欠ける人は最近多く見られ場合によっては根本的なコンセプトも変更せざるを得なくなる。何度も調整が続くと施主が振り回され不信感を抱いてしまうケースも。これも1と同様に経験数が物を言います。

3.設計管理能力は大丈夫か
これは施主にとっては打ち合わせをしている時には判りづらい部分です。図面とおりの仕様や造り方をチェックするのは難しいことではありませんが実施図面で詳細がかけてない部分や不合理な問題はいくつも出てきます。
また施工側の言葉で言うと「手間のかかる収まりや特殊な収まり」をデザインはするがどう収めるか分からない施工知識に乏しい人は正直少なくないです。施工者との摺り合せで解決できる程度なら良いのですが施工者に「詳細図を書いてもらえれば承認します。」とか最後には「お任せします。」と切り出すようなら困りものです。
また事実職人たちはまだまだ気難しいところがあります。いつの時代でも人間同士うまく立ち回れる人間性も重要です。ここが非常に見極めるのが難しいです。みなさんができることは現場を見させてもらうということで現場に同行して施工者・職人さんたちとの会話を傍耳たてて聞いてると主導権が取れているかや人となりが感じられるのではないかと思います。

4.見栄え優先・一人歩きしていないか
建築家の一番の魅力は個性的な住宅を考えてもらうことですが、中には自分の作品となるため施主が望む以上にデザイン・空間や仕様にこだわったり、計画案を崩されるのを嫌う人もいます。
もちろん首尾一貫しているところが重要なのですがどう見ても見栄えを優先した感のあるモノやメンテナンスやランニングコストを二の次にしたものなど本当に施主に説明してるのかな?と考えてしまうことがあります。この点については相談をしている時にこちらから提案したときの反応を見たり、引き渡した家の方に率直に聞いてみることで感じ取れるのではないかと思います。

5.責任の所在についてはどう考えているか
今や瑕疵保障が充実しつつある中、設計者の責任というものがどこまで問われるのか分かりづらい状況です。施工者の欠陥工事やミスは当然施工者が責任を持つべきで、施主が自身の都合で追加・変更した工事代金は施主が負担するのはご理解されていると思いますが施主の代理としている設計者の構造・仕様の「選択ミス」・「オチ」が原因で追加変更工事や修繕になった場合はどうでしょうか。
正直に施主に追加として依頼したり、多少の範囲なら施工者に頼み込んだりしてすめばよいことですが実際はトラブル(※)に発展していることも多々あります。ここが施工業者が口を揃えて言う「設計屋は絶対金を出さない。」という陰口につながっているのです。
実際弱い立場の施工者が負担させられていること少なくないですよ。でもそれは決して良い家づくりにつながってないと思いますけどね。

※例えばこんな事
その1:
図面とおりの寸法・仕様の梁を使ったが半年で床が下がったので梁を大きくする工事の費用負担はどこになるでしょう。手抜き無いよう図面とおり施工したのに瑕疵責任で施工者負担!?指定した内容に問題ありで設計者負担!?どちらだと思いますか?まあ良識のある施工者なら事前に提案していますけど。
その2(論外!?):
できてから「イメージと違ったから取り替えてくれない?」と言われた建築家もいました。
それではそちらから施主様に事情を説明して費用を頂いて下さるのなら取り替えますよ。と・・・この返答間違ってませんよね。これについては信頼関係を築く中で聞きづらいことかもしれませんが是非率直に「万が一そういうことになったらどう考えているか」と聞いておくべきだと思います。返答の力の入れ具合によっては自己に対する責任感と自信が垣間見れるかも知れませんよ。
「そういうことが無い様にしっかりやりますからご安心を・・」とだけ言われたらちょっと慎重に考えたほうがいいかな・・・(苦笑)

6.相性がよいか
これが大前提になります。家族のプライバシーをすべて表し、とことん納得のいくまで話し合い、長い家づくりのパートーナーになるのには飾らずに付き合えることと絶対の信頼関係が大事です。
ただ机で顔を合わせてるだけでなく家族バーベキューとかして自然な姿をみるのも一つの手ではないかなと思います。

良いものを造るには

“良い住まい”を造るには設計センスも勿論大切ですが単に仕事としての割り切りや施工を厳しく監理するだけでなく、気難しい業者たちを誠意を持ってうまく使いこなせる器量があることも大切であり、それが設計士と施工業者の十分な意志疎通と相互の信頼、良いものを造るという同一の志につながることによって出来上がるものだと思います。決まった内容のものでも本当に仕上がりって変わってくるものですよ。繰り替えすようですが大きな財産を託す訳ですから形やデザインの好みだけでなく、その人を心から信頼できてから頼むことにするのが大切です。
苦言めいた内容もはいりましたが、どんな業種にも質の問題が存在するように設計事務所においてもいくつか注意点もあることを認識しておいて頂きたく、そして少しでも判断の参考になる話ができたらという気持ちで書きました。もちろん現在業務をされている大半の建築家の方々が施主のつもりになって夢の住まい方を実現するため、また価値のある財産とすべく奮闘されていることは自分たちがよく知っています。これからもそのような方たちと考えを共にして自分たちにしか出来ないぬくもりと味わいのある住まいづくりを続けていこうと思います。



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